昨今の就職活動について(保護者の皆様に知って頂きたいこと)

1. 就職活動スケジュール
? 学生の就職活動は3年生に進級してすぐに始まります。
? 3年生の4月から学内で就職ガイダンスを開始し、対象卒業年(マイナビ、リクナビなど)の就活ナビがオープンします。
? (前期は主にインターンシップ情報が配信されます)
? 2016年度からは経団連指針の見直しで、3年生の3月から説明会開始、4年生の6月選考開始となりました。2020年にこの経団連の日程が撤廃されましたが、それ以降の学生の就職活動についても、企業?大学双方から採用?就職活動について何らかの指標が必要とのことで、文科省ガイドラインとしてこの方針が維持されることになりました。

?(昨今の就職活動のながれ)
schedule.png

2. 就職活動で必要なポイント
① エントリーシート(ES)
一般的なものから企業が別途要求するフォームもあり、書類選考と面接の元資料にもなる資料です。特に、学生時代の経験や、企業への志望理由などはしっかりと考えて、記載することが重要です。キャリアサポートセンターではエントリーシートの作成についても個別にサポートしております。  
② 筆記試験(SPI試験等)
数字的な計算から言語の問題まで広範囲にわたった問題が出題されます。早めの取り組みが必要です。 ?                  
③ 面接
集団面接、個人面接、グループディスカッションがあります。オンラインで実施される企業もあります。

3. 求人情報
就職情報会社(たとえば、マイナビ、リクルート、キャリタス、エン?ジャパン、ワンキャリア、学情等の企業)が 、自社のWebサイトを持ち、登録すれば求人情報?企業説明会の日程?各種就職情報が配信されます。 就職情報会社の中で、大手は1万社前後の求人企業を保有しており、昨今は企業説明会や採用選考の申込も同社のサイトを通じて行うことが一般的となっています。また、Webサイトとは別に、大学に送られて来る求人情報は毎年1,000社を超え、全て閲覧できる状態にしています。

4.企業説明会
コロナ禍以降、企業説明会は対面またはオンラインで行われています。オンラインの場合、出向く時間が短縮できるため、学生はより多くの説明会に参加が可能となりました。その反面、オンラインでは企業独自の雰囲気、社員の空気感が把握しにくいと言われています。本学においても、コロナ禍は業界研究講座、学内合同企業説明会、地元企業説明会すべてがオンライン実施となりましたが、昨今は、企業、学生の様々なニーズに柔軟に対応できるよう、日程別に対面とオンラインを併用する形で実施しています。

5.企業の求める学生とは
昨今では、「人間力」あるいは「社会人基礎力」という言葉がよく聞かれます。いずれも最近の若い世代に欠けていると言われる力を示しています。 企業の求める学生(人材)も表現こそ違うように見えますが、各社まさにこの部分を備えている学生を求めているのです。 経済産業省では「社会人基礎力」、文部科学省と厚生労働省では「人間力」の言葉を使っています。

『社会人基礎力』とは、
1.前に踏み出す力(アクション)  ? *一歩前に踏み出し、失敗をしても粘り強く取り組む力。?
2.考え抜く力(シンキング)  ? ? ? ? *疑問を持ち、考え抜く力。  
3.チームで働く力(チームワーク) *多様な人とも、 目標に向けて協力する力。 ?

以上簡単に説明しましたが、この3つの能力が今求められています。
就職活動では、この3つの能力を個々の学生が365体育を通して如何に身につけたかが問われます。